日本で2023年1月13日公開の『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』の原作ってなに?
あらすじもあわせてご紹介します!
『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』の原作は、
ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者のジョディ・カンター氏とミーガン・トゥーイー氏の著書になります。
翻訳は翻訳家の古屋 美登里(フルヤ・ミドリ)さんが担当しています。
原作の内容は“#MeToo運動”が世界へ広がる大きなきっかけのひとつとなった、ニューヨーク・タイムズ紙による2017年の性暴力報道を描いたノンフィクションです!!
あらすじもわかりやすく紹介していきますね。
SHE SAID/シー・セッド その名を暴けの原作とは?
2022年制作のアメリカ話題の映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』の原作を紹介します。
世界的に大きな節目となった報道を一冊の本にまとめた真実のノンフィクションです。
巨大な権力に屈しない勇敢なるふたりの女性の行動を是非ご覧ください!!
原作を紹介します!
原作は、『その名を暴け/SHE SAID』です。
ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者のジョディ・カンター氏とミーガン・トゥーイー氏、女性記者ふたりの勇敢な物語です。
世界に大きな影響を与えた時代の転換期のようにも感じます。
著書を読んだ後に2023年1月13日公開の映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』を観てはいかがでしょうか。
新たな年を迎えるあなたに気付きや感動を与えてくれること間違いなしの素晴らしい映画の一つになるでしょう。
著者の二人の女性記者
物語の主人公の二人のニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者を紹介します!
ミーガン・トゥーイーとともに「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者。
カンターは職場問題、その中でも特に女性の待遇について重点をおくとともに、2度の大統領選挙の取材に従事している。
著書に『The Obamas』がある。
カンターとトゥーイーは『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』の基となったハーヴェイ・ワインスタインについての調査報道で多くの賞を受賞し、ジャーナリズムの分野で最高の名誉とされるジョージ・ポルク賞や、「ニューヨーク・タイムズ」としてピュリッツァー賞公益部門を受賞している。
ジョディ・カンターとともに「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者。
トゥーイーは女性や子供の問題に焦点をあて、ロイターニュース記者時代の2014年にピュリッツァー賞調査報道部門の最終候補者になる。
カンターとトゥーイーは『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』の基となったハーヴェイ・ワインスタインについての調査報道で多くの賞を受賞し、ジャーナリズムの分野で最高の名誉とされるジョージ・ポルク賞や、「ニューヨーク・タイムズ」としてピュリッツァー賞公益部門を受賞している。
おまけに翻訳を担当された方も紹介します。
日本の翻訳家。
著書に、『雑な読書』『楽な読書』(シンコーミュージック)。
訳書に、ノンフィクションでは
・デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』
・カール・ホフマン『人喰い――ロックフェラー失踪事件』
・デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』『兵士は戦場で何を見たのか』(以上亜紀書房)
・ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)
フィクションでは
・イーディス・パールマン『蜜のように甘く』(亜紀書房)『双眼鏡からの眺め』(早川書房)
・M・L・ステッドマン『海を照らす光』(ハヤカワ epi 文庫)
・エドワード・ケアリー『おちび』〈アイアマンガー三部作>『堆塵館』『穢れの町』『肺都』(以上東京創元社)など多数有。
世の中の流れが変わった大スクープ!
2017年に世界に衝撃が走りました。
ハリウッドで大きな影響力を持っていた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの何十年にもわたる性暴力事件が発覚!!
2人の女性記者が事件を追いかけて大きな権力の攻撃に負けず、記事を公開した。
ワインスタイン氏が長年にわたって多数の女性を暴行し、さらに被害者が事件を口外しないよう口止め工作を行ってきたことが大きく報道された。
一連の報道の影響を受けてワインスタイン・カンパニーは破産し、ワインスタイン自身も性暴力や強姦などの罪で起訴され、禁錮23年の刑を受ける。
#MeToo運動とは?
「私も。 」を意味する#MeTooは、今まで沈黙されてきた問題を多くの人が公表すること、世の中を変えていこうとする動きから生まれたハッシュタグです。
その沈黙されてきた問題とは、性的被害のことです。
この問題に目を向けてもらおうと、 セクハラや性的暴行を受けてきた人たちがSNSを利用して被害を告白しているのです。
ハリウッド女優を始め、著名人が発信を始めたことをきっかけにメディアでも話題になりましたね。
モデル、ジャーナリスト、記者など、日本でも色んな人が声をあげてきたみたいです。
きっかけとなったのが、アメリカで活躍する歌手・女優のアリッサ・ミラノさんのあるツイートがきっかけでした。
SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのあらすじを紹介します!
『SHE SAID/#シー・セッドその名を暴け』
━━━━ コメント映像到着 ━━━━〝世界を変えた勇気
全てはこの証言から始まった〟#MeToo に火をつけた4人のサバイバーと
2人の調査報道記者。
彼女たちの勇気ある証言と信念の調査報道が
世界中の人々を立ち上がらせる。— 映画『SHE SAID/シー・セッドその名を暴け』公式 (@SheSaid_JP) January 8, 2023
アメリカで2022年11月18日公開し大きな反響があった映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』が日本でも公開されます。
日本では、2023年1月13日公開しますので簡単にあらすじを紹介します!
簡単にあらすじを紹介します!
「#MeToo運動」が世界へ広がる大きなきっかけのひとつとなった物語。
ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者の“ジョディ・カンター氏”と“ミーガン・トゥーイー氏”女性記者ふたりにより暴かれたハリウッドでの性暴力事件です。
数十年と渡り、数々の女性が泣いてきた性暴行。
ハリウッドで大きな権力・影響力を持っていた映画プロデューサーの“ハーヴェイ・ワインスタイン氏”の悪名に気付き、それを暴くために壮絶に戦ってきた女性の勇気ある行動が心打たれます!
大きな力からの圧力や攻撃に屈せず戦い抜いた女性たちは、この社会を巻き込み世界的な転換期を迎えたとも感じます。
心打たれる行動を是非本を読んで、劇場でお楽しみください!!
映画を演じるのはだれ?
事件を暴いたニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者の“ジョディ・カンター氏”と“ミーガン・トゥーイー氏”という実際に奮闘されたふたりを誰が演じるのか?
気になるところですね!
ミーガン・トゥーイーを演じるのは・・・キャリー・マリガンです。
ジョディ・カンターを演じるのは・・・ゾーイ・カザンです。
パトリシア・クラークソン
アンドレ・ブラウアー
ジェニファー・イーリー
サマンサ・モートン
その名を暴け!誰なの?
ハリウッドの性暴力事件を暴き、#MeToo に火をつけた記者2人の信念と勇姿を描く『SHE SAID その名を暴け』試写鑑賞。心身を傷付けられ声を奪われた女性のため真実を追い求める記者の姿は、強者と対峙し弱者の声となる”報道のあるべき姿”を表掲する。立ち上がる者を嘲笑う風潮に反旗を翻す力強い一作。 pic.twitter.com/1Aq5blQfML
— ISO (@iso_zin_) January 8, 2023
ハリウッドで大きな影響力を持っていた映画プロデューサー、“ハーヴェイ・ワインスタイン”です。
巨大な権力を使い多くの女性を泣かしてきたことが発覚して捕まりました。
その名はハリウッドの有名映画プロデューサー!
“ハーヴェイ・ワインスタイン”は1980年代に急成長したアメリカの映画プロダクション「ミラマックス」の設立者であり、2005年からは弟のボブと共にワインスタイン・カンパニーを経営していた。
少数の大手映画会社が支配していた当時のアメリカ映画界で、すぐれた作品を次々に手がける新興プロダクションとして注目され、しだいにアカデミー賞ノミネート作品の常連となり。。
ワインスタイン自身も『恋におちたシェイクスピア』でプロデューサーとしてアカデミー作品賞を受賞している華麗なる経歴を持つ。
巨大な権力を持ったことでこのような事件が何十年と続いてしまっていたのか?!
何十年にもわたる性暴力事件とは
2017年10月、ニューヨークタイムズ紙がハーヴェイ・ワインスタインによる数十年におよぶ性暴力と虐待の実態を告発する記事を掲載した。
記事によると、ワインスタインは1990年代から社内の女性スタッフや自社作品に出演する女優、若い女優志願者などに暴行と虐待を繰り返していた。しかしワインスタインが、事件を口外すれば映画界にいられなくするなどと被害者を脅迫したほか、一部の被害者に対しては口止め料を払って守秘義務を含む示談契約を結んでいたため、長年にわたって発覚しなかった。
記事ではミラマックスの作品に出演したアシュレイ・ジャッド、さらに続報ではグウィネス・パルトロウといった著名な女優が被害を告発したほか、ワインスタインの元アシスタントらも実名で被害の様子を詳細に語っていたため大きな衝撃を与えた。
また、やや遅れて『ニューヨーカー』誌にもワインスタインの性暴力の実態を追う長文の記事が掲載され、ここでは彼が元諜報員らのチームを雇用して被害者の弱みを握るため身辺調査をさせたり、ジャーナリストの取材を妨害・攪乱させたりしていたことも明らかにされた。
ワインスタインは、記事が出た同月に同社から解雇。
翌年5月には過去の強制暴行や強姦、性的犯罪行為、性的虐待などの容疑でニューヨーク市警から逮捕された。
2020年6月にニューヨークの裁判所は禁固23年の刑を言い渡し、ワインスタインはかつて映画の仕事を始めたニューヨーク州バッファローの刑務所に収監される。
2022年6月8日、イギリス検察当局が1996年8月にロンドンで女性に対し2件の暴行を行った容疑でワインスタインを起訴、さらに同年、ロサンゼルスでも2004年〜2013年にかけて行った強姦など11件の罪で起訴され、いまも裁判は続いている。
まとめ
衝撃のスクープを報じたジャーナリスト2人が明かす、映画『SHE SAID/シー・セッドその名を暴け』の舞台裏 https://t.co/qEjw7Wp1Ga
— VOGUE JAPAN (@voguejp) January 8, 2023
日本で2023年1月13日公開の『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』の原作ってなに?
あらすじもあわせてご紹介します!
ということでご紹介してきましたが、本当にひどい事件だとわたしは感じました。
勇気あるふたりの女性のおかげで被害者やこれから被害に遭うかもしれない女性たちを救いました。
彼女たちの行動に頭が上がりません。
世界を揺るがしたこの事件、ニューヨークタイムズ社による一連の報道は、取材の中心となった記者ジョディ・カンター(英語版)とミーガン・トゥーイー(英語版)によって著作にまとめられ、2022年にはアメリカで同書を原作とする映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』が公開され、日本では2023年1月13日に公開されます。
是非、映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』と原作の著書をチェックください!
最後に、ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道記者のジョディ・カンター氏とミーガン・トゥーイー氏を称えます。